第2話 普通の答えが、違って聞こえた

※この記事は当時の状態をそのまま記録したものです。現在は検証・再構築を行っています。

「ブログやアフィリエイトなら可能です」

たしか、そんな感じの返答だった。

今見ると、
どこにでもあるような、よくある答えだと思う。

特別でもなんでもない。

むしろ、
少し調べれば誰でも出てくるような内容だ。

でも、

あのときは違った。

なぜか、

その言葉だけが、やけに引っかかった。


「可能です」

そこだけが残った。

他は、ほとんど覚えていない。


たぶん、

読んではいた。

でも、

ちゃんと見てはいなかった。


「継続が必要です」
「努力が前提です」

そういう部分は、

目には入っていたはずなのに、

意味として処理されていなかった。


「可能です」

その一言だけが、

やけに都合よく、残った。


「いけるかもしれない」

いや、

正直に言うと、

その時点で、

もう“いける前提”で考えていた。


根拠はない。

でも、

妙な確信みたいなものがあった。


冷静に考えれば、

そんなはずはないのに、


なぜか、

「これは当たりだ」と思った。


今思うと、

あれは納得じゃない。


期待に形を与えただけだった。


毎日回してる仕事の延長で考えれば、

時間も労力もかかるのは分かっていた。

だからこそ、

それ以外の道があると言われたとき、

その可能性にしがみついた。


「可能です」

その言葉は、

情報というより、


救いみたいに聞こえた。


だから、

疑わなかった。

というより、


疑いたくなかった。


たぶん、

あのときの自分は、

情報を受け取っていたんじゃなくて、


欲しい未来を、勝手に確定させていた。