崩し

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第16話 気持ち悪さは消えなかった

違和感は、最初は小さかった。少しズレている。その程度だった。でも、無視できるレベルだった。「まぁこんなもんか」そう思って、進めていた。でも、進めるほどに、違和感は消えなかった。むしろ、積み上がっていった。あるとき、ブログ記事を生成した。その...
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第15話 同じ話をしているはずだった

ブログを作っていたとき、一つの前提があった。「この流れのまま続く」最初のセッションで作った内容を、PDFにして、次のセッションに渡す。だから、当然こう思っていた。「同じ前提で続くはず」でも、違った。明らかに、噛み合わなかった。話は繋がってい...
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第14話 最初に決まっているもの

LLMが予測で、RLHFで気持ちよくなるなら、次に気になったのは、「じゃあ、何を元に出してるんだ?」だった。答えは単純だった。プロンプト(入力)これを見たとき、正直、軽く流した。「そりゃそうでしょ」くらいの感覚だった。でも、ここが一番重要だ...
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第13話 なぜそれは気持ちよかったのか

LLMが「予測」だと分かったとき、もう一つの疑問が残った。「じゃあ、なんであんなに気持ちよかったんだ?」ただの予測なら、ただの文章のはずだった。でも実際は違った。読んでいて、納得して、気分が良くなって、そのまま進んでいった。あれは、単なる情...
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第12話 それは「理解」ではなく「予測」だった

前の話で、ChatGPTは「答え」を出しているわけではないと分かった。では実際に、何をしているのか。もう少しだけ踏み込むと、その正体はLLM(大規模言語モデル)と呼ばれるものだった。名前は難しそうに見えるけど、やっていることはシンプルだった...
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第11話 ChatGPTは何をしているのか

違和感の正体を追っていく中で、もう一つ、避けて通れない問いが出てきた。「そもそも、これは何をしているのか?」当時の自分は、ChatGPTを「答えを出す存在」として見ていた。分からないことを聞けば、正しい答えを返してくれる。そういう前提で使っ...
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第10話 なぜ気付けなかったのか

読み返していて、一番引っかかったのは、「内容」じゃなかった。書かれていること自体は、そこまで間違っていない。むしろ、普通だった。どこにでもあるような情報。だからこそ、余計に分からなかった。「じゃあ、なんであんなにズレたんだ?」しばらく考えて...
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第9話 違和感の正体を見に行く

全部止めた後、しばらく何もやる気が起きなかった。ブログも、GPTとのやり取りも、開く気になれなかった。正直、見るのが怖かった。あれだけ信じて、あれだけ進んで、あれだけ時間使って、全部止めた。「何やってたんだろうな」その一言が、ずっと頭の中で...