第17話 止めたあとに残ったもの

全部止めたあと、

少しだけ静かになった。


ブログも、

GPTとのやり取りも、

一旦全部切った。



正直、

スッキリしたというより、


空白だった。



それまであったものが、

一気に無くなった感じだった。


でも、

その空白の中で、

一つだけ残っていたものがあった。



違和感の記憶。



何が気持ち悪かったのか。


なぜ止めたのか。



それだけは、

消えなかった。



最初は、

それ以上何もしなかった。



ただ、

少し距離を置いた。



でも、

時間が経つと、


少しずつ、

見え方が変わってきた。



「あれは何だったんだろう」



拒否したままでは、

終わらなかった。



ここで、

もう一度だけ向き合うことにした。



ただし、

やり方は変えた。



前みたいに、

そのまま入り込むのはやめた。



一つ決めた。



「これは道具だ」



まず、

そこを固定した。



理解している存在でも、

答えを持っている存在でもない。



“出力装置”として扱う。



その上で、

もう一度使ってみた。



すると、

見え方が全く違った。



同じように返ってくる。


でも、


受け取り方が変わっていた。



「なるほど」ではなく、


「そういう出し方をするのか」



納得ではなく、


観察に変わった。



ここで、

初めて分かった。



問題は、

GPTじゃなかった。



使い方でもなかった。



“関係の持ち方”だった。



前は、


入り込んでいた。



今は、


少し距離がある。



でも、

完全に切っているわけでもない。



必要なときに使って、

必要なときに離れる。



それだけだった。



ここで、

一つの形ができた。



  • 思考は自分で持つ
  • 文脈も自分で持つ
  • GPTは補助として使う


それだけで、


あの違和感は出なくなった。



完全に消えたわけじゃない。


でも、


扱える範囲に収まった。



ここで、

やっと分かった気がした。



これは、


「使うか使わないか」の話じゃない。



「どう関係を持つか」の話だった。