第18話 何が起きていたのか

ここまでの流れを、

一度だけ整理しておく。


最初は、

単純だった。


楽をしたかった。


それだけだった。


でも、

そこから始まって、


気づけば、


かなり深いところまで入っていた。



振り返ると、

起きていたことはシンプルだった。



LLMは、

それっぽい文章を出す。


RLHFは、

それを気持ちよく整える。


プロンプトは、

前提を固定する。


セッションは、

文脈を切る。



この4つが組み合わさると、



それっぽく、気持ちよく、ズレたまま進む。



しかも、


それは自然に成立する。



だから、

気づかない。



気づかないまま、

進む。



進んだ先で、


違和感が形になる。



そして、


崩れる。



これが、

一連の流れだった。



問題は、

どこにもなかった。



GPTが悪いわけでも、

自分が悪いわけでもない。



ただ、


構造がそうなっていた。



そして、

もう一つ。



その構造の中で、


自分も普通に乗っていた。



これが、

一番重要だった。



外から見れば、

簡単な話かもしれない。



でも、

中にいると、

分からない。



むしろ、


分からないまま進めてしまう。



だから、

崩れた。



そして、

止めた。



でも、

そこで終わりではなかった。



止めたあと、


残ったものがあった。



違和感。



その違和感を、

無視しなかった。



そこから、


少しずつ、


見え方が変わった。



そして、


戻ってきた。



ただし、


前と同じではない。



関係を変えた。



それだけで、


成立の仕方が変わった。



ここまでが、


一連の流れだった。



特別な話ではない。



誰でも起こりうるし、

起こらない人もいる。



ただ、


構造を知らないまま使うと、起きる可能性がある。



それだけの話だった。